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ワンピース/シャンクスがフィガーランド家なのはなぜ?父親ガーリング聖との関係も解説

四皇として名を馳せるシャンクスには、驚くべき出自があります。

天竜人の名門フィガーランド家に生まれながら、海賊の道を選んだ人物だったのです。

映画『ONE PIECE FILM RED』での示唆を皮切りに、原作では次々と新事実が浮上してきました。

神の騎士団を統率していたガーリング聖を父に持ち、双子の兄シャムロックとは生き別れていたことも明らかになっています。

天竜人という特権階級の立場を捨て、なぜシャンクスは海賊になったのでしょうか。

この記事では、『ワンピース』のフィガーランドシャンクスの正体について、父親ガーリング聖との関係や双子の兄シャムロックとの繋がりを解説します。

 

 

フィガーランドシャンクスが天竜人である理由

世界政府の頂点に君臨する五老星と、直接会談できる海賊がいます。

それがシャンクスです。

四皇という立場でありながら、天竜人の血を引く彼には特別な待遇が用意されていました。

 

五老星との面会で判明した事実

「君だから時間を取った」。

五老星がシャンクスに向けたこの言葉には、重要な意味が込められています。

海賊と世界政府は本来、相容れない関係です。

王下七武海という特例はあるものの、天竜人の居城であるパンゲア城に海賊が立ち入ることなど通常はあり得ません。

世間にこの事実が漏れれば、世界を揺るがす一大事になるでしょう。

シャンクス本人も全身をローブで隠し、慎重に行動していました。

この異例の待遇が許される背景には、シャンクスの天竜人としての血筋があります。

五老星だけがこの秘密を共有しており、だからこそ面会が実現したと考えられるのです。

 

フィガーランド家と判明した経緯

映画『ONE PIECE FILM RED』で、シャンクスとフィガーランド家の繋がりが初めて描かれました。

旧五老星の会話が全てを物語っています。

「革命の芽を早めに摘んでおかねば」という発言に続き、「あの娘がフィガーランド家の血筋でもか?」という言葉が飛び出したのです。

この会話から、フィガーランド家が通常の天竜人とは一線を画す存在であることが読み取れます。

さらに「強さには秘密がある」との発言もありました。

血統因子を操作したジェルマ66のような改造、あるいは20の王の末裔との深い関わりなど、様々な可能性が示唆されています。

加えて、フィガーランド家のメンバーは全員サーベルを携帯しています。

この武器選択にも、何らかの重要な意味があると推測できるでしょう。

 

海賊でありながら特別扱いされる背景

天竜人の血を持ちながら、シャンクスは海賊としての人生を歩んでいます。

五老星との繋がりは維持されており、必要な時にはパンゲア城を訪問できる立場にあるのです。

実際にマリージョアを訪れたこともありますが、最終的には海賊の道を選び続けました。

この選択には、ゴッドバレー事件での体験が深く関係していると見られています。

幼少期の出来事が、シャンクスの人生を大きく変えたのでしょう。

 

シャンクスの父親はガーリング聖

親子関係を裏付ける証拠は、複数の場面で確認できます。

ゴッドバレー事件を軸に、シャンクスとガーリング聖の関係が次第に明らかになってきたのです。

 

ゴッドバレー事件で宝箱に入れられた真相

事件後、ロジャー海賊団は宝箱を発見しました。

中には1歳のシャンクスが入っていたのです。

事件前の状況を見ると、ガーリング聖は複数の子供を伴って先住民一掃大会に参加していました。

事件後、これらの子供の行方が分からなくなっています。

年齢から判断して、宝箱の中にいたのはシャンクスである可能性が極めて高いといえるでしょう。

海賊は宝箱を見つけると船に持ち帰る習性を持っています。

この性質を利用し、ガーリング聖は意図的にシャンクスを海賊団に託そうとしたのかもしれません。

 

複数の子供を連れていた証拠

「見ていろ 子供達…」。

ゴッドバレー事件の際、ガーリング聖はこう呼びかけていました。

複数形の呼びかけから、少なくとも2名以上が同行していたことが分かります。

年齢を考慮すると、息子シャムロックが1人、そしてもう1人がシャンクスだったと推測されるのです。

事件後に宝箱から発見されたシャンクスの存在と、同行していた子供の数が符合します。

 

親子関係が確定するまでの情報

いくつかの状況証拠が積み重なり、親子関係が確定しました。

まず、シャンクスがフィガーランド家の一員であることが明確になっています。

次に、ガーリング聖の息子シャムロックとシャンクスが瓜二つであり、武器も同じサーベルという共通点があります。

決定的だったのはロキとシャムロックの会話です。

シャンクスについて尋ねられたシャムロックは「生き別れた私の双子の弟だ」と答えました。

この発言により、双子関係と父親がガーリング聖であることが確定したのです。

 

双子の兄シャムロックの存在

エルバフ編で姿を現したシャムロックは、神の騎士団を率いる人物です。

シャンクスには双子の兄がいたことが、ここで初めて明らかになりました。

 

瓜二つの外見と使用武器

外見の類似性は驚くほどです。

髪の色、武器のサーベル、見た目の年齢など、多くの点で2人は一致しています。

ローブで身を覆えば、見分けがつかないほどでしょう。

『ワンピース』における家族の描写には特徴があります。

髪型や性格といった大まかな要素が共通するのです。

ロジャーとエースなら髪型、ガープとルフィなら性格に類似点が見られます。

シャムロックとシャンクスも同様です。

髪の長さ、鞘の位置、顔の傷や腕の有無といった細部には違いがあります。

しかしこれらは偽装可能な範囲内であり、基本的な容姿は酷似しているのです。

 

マリンフォード頂上戦争での同時出現

マリンフォード頂上戦争で、不可解な出来事が起きました。

百獣海賊団の参戦を阻止したシャンクスが、その翌日にはマリンフォードに現れたのです。

「四皇"カイドウ"との小競り合いはつい昨日の事 その当人がもうここに…!!?」という驚きの声が上がりました。

双子の兄シャムロックの存在で、この謎に説明がつきます。

2人が別々の場所で行動していた可能性が高いでしょう。

シャンクスや赤髪海賊団には、悪魔の実の能力者が判明していない現状では、最も有力な説といえます。

 

生き別れから再会までの経緯

ゴッドバレー事件が、2人の運命を分けました。

宝箱に入れられたシャンクスは、ロジャー海賊団によって発見されます。

そして海賊として成長していったのです。

対照的にシャムロックは、父ガーリング聖のもとで天竜人として育ちました。

神の騎士団団長という要職に就くまでになります。

歳月を経て、2人は再会を果たしました。

シャンクスはマリージョアを訪れています。

しかし天竜人への復帰は選ばず、海賊としての人生を継続する決断を下したのです。

 

天竜人エリート集団の正体

天竜人の中でも、フィガーランド家は別格の存在です。

聖地マリージョアの守護者と、世界政府の最高権力者を輩出する一族なのです。

 

神の騎士団団長と五老星を輩出

重要な2つの役職が、この一族から生まれています。

現在、ガーリング聖は五老星の科学防衛武神を務めています。

息子のシャムロックは神の騎士団の団長です。

神の騎士団は聖地マリージョアの警備を担う組織であり、団長には最高レベルの戦闘力が求められるでしょう。

五老星は世界政府の実質的な最高権力を握る存在です。

これら2つの要職を一族で占めている事実は、フィガーランド家の格の高さを示しています。

ゴッドバレー事件でのガーリング聖の活躍を見ると、ロックス海賊団、ロジャー海賊団、全盛期のガープと渡り合える実力者だったことが分かるのです。

 

他の天竜人とは異なる扱いを受ける一族

旧五老星の会話から、特別視されている様子が窺えます。

「あの娘がフィガーランド家の血筋でもか?」という発言には、この一族への警戒感が込められていました。

「強さには秘密がある」という示唆も気になるところです。

血統因子を操作した強化や、初代20人の王との密接な関係など、通常の天竜人とは異なる要素を持っている可能性があります。

生まれながらにして特別な力を備えているのかもしれません。

 

全員がサーベルを持つ理由

ガーリング聖、シャムロック、シャンクス。

3人全員が同じ種類の武器を使用しています。

この共通点には意味があるはずです。

サーベルがフィガーランド家を象徴する武器であり、一族の証として代々受け継がれているのでしょう。

武器自体に特殊な力が秘められている可能性も考えられます。

 

ガーリング聖の経歴と現在の役職

フィガーランド家の当主であるガーリング聖は、シャンクスとシャムロックの父親です。

その経歴と立場について見ていきましょう。

 

神の騎士団団長から五老星への異動

元々は神の騎士団の団長でした。

しかし誰かの命令により、五老星へと移ることになります。

サターン聖の後任として、科学防衛武神という役職に就きました。

この人事には特別な事情があったと推測されます。

就任時、サテライトの1人であるヨークを直属の部下として迎えています。

ヨークは「欲」を担当するベガパンクの分身であり、科学分野で重要な役割を果たすことになるでしょう。

 

ゴッドバレー事件での活躍

38年前、神の騎士団団長として先住民一掃大会に参加しました。

複数の子供を連れての参加でした。

この事件には、ロックス海賊団、ロジャー海賊団、海軍の英雄ガープが関与しています。

ガーリング聖はこれらの強者たちと対峙できる実力の持ち主だったのです。

事件での立ち回りから、当時すでに作中最強クラスの戦闘力を有していたことは明らかでしょう。

 

科学防衛武神としての役割

五老星の一員として、世界政府の科学技術と軍事力を統括しています。

サターン聖から引き継いだこの役職は、ベガパンクの研究や古代兵器を管理する重要なポジションです。

ヨークを部下にしたことで、ベガパンクの知識と技術を直接活用できる体制になりました。

武神という呼称が示すように、科学者としてだけでなく戦士としても最高峰の実力を誇る存在なのです。

 

シャムロックの能力と神の騎士団

ガーリング聖の息子であり、シャンクスの双子の兄であるシャムロックは、エルバフ編で登場しました。

神の騎士団を統率する立場にあります。

 

エルバフ編での初登場

初登場の舞台はエルバフ編でした。

神の騎士団団長という肩書きを持ち、父の後を継いでこの組織を率いています。

シャンクスと瓜二つの外見です。

髪型、鞘の位置、傷の有無といった細部を除けば、ほぼ同一人物に見えるほど似ています。

なおジャンプ本誌では世界貴族と表記されながら聖の称号がありませんでした。

これは誤植と思われます。

天竜人の男性には必ず聖が付くという設定があるためです。

 

巨人族を圧倒する戦闘力

高い戦闘能力を持っていると推測できます。

同じ神の騎士団の軍子(ぐんし)という人物が、エルバフの戦士や冥界の獣を容易に制圧した事実があります。

軍子でこの実力なら、団長のシャムロックはさらに強いはずです。

並みの巨人族では太刀打ちできない力を備えている可能性が高いでしょう。

フィガーランド家の血を引いていることも、特別な強さの源泉かもしれません。

サーベルの使い手としても、父や弟に匹敵する技量を持っているはずです。

 

双子の兄としての立場

シャムロックは兄として、弟とは正反対の道を歩んできました。

ロジャー海賊団に保護されて海賊になったシャンクスと違い、シャムロックは天竜人として育てられます。

そして神の騎士団団長という地位を得たのです。

ロキの質問に対し、シャムロックは「生き別れた私の双子の弟だ」と答えました。

この発言で2人の関係が公式に確定します。

再会後もシャンクスは海賊の道を選び続けており、双子でありながら異なる立場にある2人の今後の関わりが注目されるのです。

 

アイルランドがモチーフの設定

フィガーランド家には、アイルランドをモチーフにした要素が散りばめられています。

名前、建築、宗教的意味合いなど、多方面にわたって反映されているのです。

 

ブラーニー城とパンゲア城の共通点

アイルランドの歴史的建造物「ブラーニー城」と、天竜人の居城パンゲア城には共通点があります。

ブラーニー城の特徴的な円錐形の屋根と構造が、パンゲア城と酷似しているのです。

円錐形の塔はブラーニー城で最も印象的な部分であり、パンゲア城も同様の建築様式を採用しています。

この類似性から、フィガーランド家とアイルランドの強い関連性が示唆されています。

作者がアイルランドの文化や建築を参考に、この一族の設定を構築したと考えられるでしょう。

 

シャムロックという名前の由来

アイルランドの国花は三つ葉のクローバーです。

総称して「シャムロック」と呼ばれています。

この植物はアイルランドで幸運のシンボルとされてきました。

シャンクスの双子の兄の名前がシャムロックであることは、アイルランドとの繋がりを明確に示す証拠です。

国花の名前を人物名に使用することで、フィガーランド家とアイルランドの関係を象徴的に表現しているといえます。

三つ葉という形状も、次の項目で解説する宗教的意味合いに繋がっています。

 

三位一体の教理との繋がり

キリスト教の三位一体という教理が関係しています。

唯一神が父、子、聖霊の3つの位格に分かれて顕現するという考え方です。

三つ葉のシャムロックは、キリスト教の三位一体を説明する際に引用されていました。

1枚の葉に3つの部分があるように、神も3つの位格を持つという説明です。

この教理を『ワンピース』に当てはめると、父がガーリング聖、子がシャムロック、聖霊がシャンクスという対応関係が成立します。

3人がそれぞれ別の立場にありながら、フィガーランド家という1つの血統で結ばれているのです。

悪魔の実にはニカ、青龍、不死鳥など神に準ずる生物がモデルとして用いられています。

このことから、シャンクスも伝説上の生物をモデルとした悪魔の実の能力者である可能性が考えられるでしょう。

 

まとめ

天竜人エリート家系に生まれながら海賊の道を選んだ人物、それがフィガーランドシャンクスです。

父親はガーリング聖であり、双子の兄シャムロックが神の騎士団を統率しています。

ゴッドバレー事件で宝箱に入れられ、ロジャー海賊団に発見されたシャンクスは、天竜人ではなく海賊として成長を遂げました。

再会を果たした後も、マリージョアには戻らず四皇としての道を歩んでいます。

フィガーランド家は神の騎士団団長と五老星を輩出する特別な一族であり、全員がサーベルを携帯するという共通点を持ちます。

アイルランドをモチーフにした設定も興味深く、三位一体の教理との関連性も示唆されているのです。

シャンクスの出自は、『ワンピース』の物語において重要な意味を持つ要素といえるでしょう。